看護師になるには高校選びが重要?おすすめの学科・コースは…?

コラム

「将来は看護師になりたい」と考えている中学生の中には、高校選びで迷っている方もいるでしょう。どのような高校に進学すると看護師への道に進みやすいのか、またどの学科やコースが将来の進路に役立つのかを知っておくのは重要なことです。

今回は、看護師の仕事に興味があって、進路選びで迷われている方に向けて、高校選びのポイントやおすすめの学科・コースなどを紹介します。

看護師になるには高校選びが重要?

看護師になるには、必要な教育課程を修了したうえで看護師国家試験に合格する必要がありますが、高校卒業後に看護大学・短期大学・専門学校に進学するという流れが一般的です。そのため、進学する高校が直接的な影響を与えることはなく、普通科でも専門学科でも看護師を目指すことは可能です。

しかし、進学する高校によっては「看護への理解が深まる」「看護学校の受験に必要な科目をしっかりと学べる」「推薦枠を活用しやすい」など、後の進路にプラスになることがあります。

つまり、高校選びは看護師になれる・なれないを左右するものではありませんが、将来の学びや受験を有利に進めるうえで重要になるのです。

看護師を目指す上での高校選びのポイント

看護師を目指す上での高校選びのポイント

では、どのような高校を選ぶと看護師を目指す上で有利になるのでしょうか。

おすすめの学科・コース

まず、看護系学科・コースのある高校を選べば、早い段階から必要な知識や姿勢を身につけられるため、進学後の学びにもスムーズに移行できるメリットがあります。医療現場を知る機会も多く、早期から「看護の仕事を知る」「適性を見極める」という貴重な経験を積むことができます。

一方で、普通科の高校から看護学校へ進む学生も多く、幅広い教養科目を学びながら基礎学力をしっかり養える点がメリットです。

看護大学への進学を希望する場合には、進学コースを選ぶのもおすすめです。大学入試に必要な国語・数学・理科などの基礎をしっかり学べるうえ、進学指導や受験対策が充実していることが多く、学力を着実に伸ばしたい方に適しています。進路を柔軟に考えたい場合や、他の分野とも比較しながら将来を決めたい学生にも向いています。

その他のポイント

高校選びでは、学科・コースだけでなく、日々の学校生活に関わることも含め、様々な要素を確認しておいたほうが良いです。まず、「通いやすさ」は非常に重要です。通学時間や交通手段は、学習意欲や生活リズムに大きく影響します。

また、進路指導の手厚さも重要なポイントで、進学を目指すうえで大きな後押しになります。受験対策のサポート体制、看護系への進学実績などもチェックしておくと良いでしょう。さらに、学校の雰囲気や部活動、行事の活発さなども確認しておくべき大切なポイントです。

高校選びで迷った場合には

高校選びで迷った場合には

高校選びで迷ったときは、「どちらが正解か」ではなく、「自分に合う環境はどこか」を基準に考えることが大切です。看護系の学科・コースで早期から専門的な学びを深める道もあれば、普通科で基礎学力を高めながら進路を柔軟に考える道もあります。それぞれにメリットがあるため、自分の性格や考え方、将来の目標と照らし合わせて選ぶことが大切です。

また、実際に学校説明会や文化祭などに参加することで、「ここで学びたい」と思えるかどうかを確かめられます。

どの高校を選ぶにしても、自分にとって無理なく学べる環境であるかという部分が重要です。自分に合った高校を選べば、看護師への道を着実に進むための土台ができるでしょう。

本校の看護医療プログラムについて

神奈川県横須賀市にある本校「緑ヶ丘女子高等学校」には、医療・看護・福祉の分野を志す生徒向けの「看護医療プログラム」がございます。

高校の段階から将来の専門職に必要な知識や姿勢を身につけられるのが大きな特徴で、看護師や医療従事者として求められる基礎力を、段階的かつ体系的に学べる環境が整っています。

夏休みに実施される5日間の「看護医療セミナー」では、医療現場の基本的な心構えや仕事内容を学ぶほか、医療従事者から直接話を聞いたり、病院見学を通じて現場のリアルを体感できます。また、聖ヨゼフ病院での実習ではナース服を着用し、病棟見学や看護師との業務体験を行うなど、高校生のうちから医療の現場に触れられる機会を用意しています。

さらに、理系科目の強化、小論文・面接対策といった大学入試を意識した実践的な指導も充実。看護医療系大学のアドミッションポリシーに基づく進路指導のほか、大学教授や医師による特別講義、最新の医療現場を学ぶプログラムなど、多角的なサポートを行っていますので、医療人としての自覚と基礎力を着実に養うことができます。

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看護師を目指す上での高校選びについて

看護師を目指すうえで、高校選びは直接的な影響はないものの、将来の学びや受験を有利に進めるうえで重要になります。普通科・看護系学科・コースのどちらからでも看護師への道は開かれていますが、高校で身につける基礎学力や学習習慣、医療分野への理解度は、その後の進路に大きく影響します。

高校選びでは、学科・コースの内容に加え、通いやすさやサポート体制、進学実績なども含め総合的に比較し、自分に合った環境を選ぶことが大切です。

看護師を目指したいと考えていて、高校選びで迷われている方はぜひ参考にしてみてください。

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