高校2年 女性被害防止教室
2025/04/10(木)

高校2年生を対象に、「女性被害防止教室」が開催されました。今回は、「これからを生きていく私たちに大切なこと」をテーマに、講師の吉祥 眞佐緒(よしざき まさお)様による講演が行われました。

講演は、最初に無言でじゃんけんを始めたら相手も応じてくれるかという実験からスタートしました。相手を思いやる言葉や態度、自分の気持ちや考えを尊重してもらえるかどうかが大切だということが伝えられました。

また、海外で話題になったキャンペーン映像「Tea Consent」を紹介し、「性行為は紅茶を淹れるのと同じで、相手の同意がなければ成り立たない」と説明しました。このシンプルな例を通じて、性における同意の重要性を分かりやすく伝えていただきました。「同意のないものはすべて暴力であり、たとえ相手が恋人であっても、それは決して許されることではない」といった重要なメッセージも強調されました。これらは、SDGsの目標の一つである「ジェンダー平等(Goal 5)」の実現に向けて、私たちが日々意識していくべき課題です。

参加した生徒たちは、日常生活で起こり得る問題として真剣に耳を傾けていました。「自分には関係ない」と思いがちなテーマですが、吉祥先生は「誰にでも起こり得ること」と繰り返し強調し、正しい知識を持って自分を守ることの大切さを伝えました。

困ったときに信頼できる大人に相談すること、友人が悩んでいる様子に気づいたら声をかける勇気が大切だというメッセージも共有されました。生徒たちは、「今後の人間関係に活かせる内容だった」といった感想を寄せ、今回の講演が大きな学びとなったことを実感していました。

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