8/4(月)~8/6(水)までの3日間で、高校3年生を対象に「志望理由書・面接対策セミナー」を実施しました。
本校は総合選抜型・学校推薦型選抜を利用して進学する生徒が多いという特徴があります。特に総合型選抜では、学力試験だけでなく、志望理由書や面接を通して受験生の意欲・適性・人間性などが重要視されます。そのため、生徒は自己理解を深め、志望理由書や面接試験などを通して自分の考えを的確に伝える力が必要不可欠です。これらの力を養っていくためにも、本校では受験を直前に控えた高校3年生向けに「志望理由書・面接対策セミナー」を実施しています。
初日と2日目は志望理由書にフォーカスし、800字の志望理由
書を作成しました。生徒たちは最初に本校教員から作成についての講義を受けた後、専用のテキストを用いて志望理由書の骨格を作成。参加した生徒は、言葉遣いや作成のルールなどに苦戦している様子でしたが、みな熱心に取り組み、悩んだ部分は適宜教員に質問するなど、積極性が見られました。また、志望理由書を深堀りする過程で、自分の将来像や大学で学びたい内容について改めて考え直す姿も見られ、とても有意義な時間となりました。
最終日である3日目には、作成した志望理由書をもとに模擬面接を実施しました。
前半の講義部分では、面接の形式や基本的な流れなど面接対策のベースとなる部分から応用的な部分まで幅広く勉強し、その後の模擬面接では、教員と本番さながらの雰囲気で取り組むことができました。
生徒たちは面接に関して初めて学ぶことも多く、最初からうまく対応することはできませんでしたが、回数を重ねるごとにどんどんブラッシュアップされていきました。そして、緊張の中でも一所懸命に自分の考えを伝えようと努力し、仲間の受け答えを参考にすることで新たな気づきを得ているように感じました。また、模擬面接の最後には担当教員からの丁寧なフィードバックもあり、これからの入試本番に向けて課題を明確にし、改善点に意識的に取り組む姿勢が育まれました。
今回の「志望理由書・面接対策セミナー」では、総合型選抜に必要とされる自己分析力、表現力、そしてコミュニケーション力を育成することを目標として実施されました。3日間を通して、生徒たちは志望理由書の構成や表現方法を学び、自信の考えを深めるとともに、模擬面接では実践的な経験を重ねることで、緊張感の中でも自信をもって話す力を養うことができました。生徒一人ひとりが真剣に取り組み、自らの課題と向き合う姿勢を見せたこのセミナーは、進路実現に向けた貴重な機会になったと思います。