制服を正しく着こなそう「服育セミナー(高1)」
2025/10/08(水)
本日、高校1年生を対象に「服育セミナー」を実施しました。
講師としてお越しいただいたのは、本校の制服を製作している企業のご担当の方々。制服を通して「見た目の印象」「身だしなみの意識」「社会に出る準備」という観点から、多くの学びをいただきました。

入学から半年が経ち、制服にも慣れ、少しずつ自分なりの着こなしを工夫するようになってきたこの時期。改めて、“おしゃれ”と“身だしなみ”の違いについて考え直す貴重な機会となりました。講師の方からは、「おしゃれは自分のため、身だしなみは相手のため」とのお話があり、生徒たちは深くうなずきながら聞き入っていました。

また、制服の着方ひとつで周囲に与える印象が大きく変わること、そしてそれが個人の評価だけでなく、学校全体の印象にもつながるという点についても、具体的な例を交えながら説明していただきました。たとえば、ネクタイやリボンの結び方、ブレザーのボタンの留め方、スカートやスラックスの丈の見え方――。どれも些細なことのようでいて、全体の印象を左右する大切な要素です。
セミナーの中盤では、代表生徒4名が壇上に上がり、実際に正しい着こなし方を披露しました。講師の方の解説とともに、どこを意識すれば清潔感が出るのか、どんな姿勢が相手に良い印象を与えるのかを実演を交えて学びました。壇上の生徒たちはやや緊張した面持ちながらも、堂々とした姿勢で参加し、クラスメイトからは大きな拍手が送られました。

講師の方からは、「制服は自分を表現する“もう一つの言葉”」という言葉もあり、生徒たちはその意味をそれぞれに受け止めていたようです。制服を丁寧に着ることは、他者への敬意であり、自分を大切にする行為でもある――そんなメッセージが心に響く時間となりました。

フォーマルな場面だけでなく、日常の中でも常に整った姿勢と身だしなみを意識することが、社会に出てからの信頼につながります。今回のセミナーを通じて、生徒たちは「正しく着る」という行為の先にある“自分のあり方”を考えるきっかけを得たようでした。
今後も、緑ヶ丘女子ではこのような機会を通して、生徒一人ひとりが内面から輝く美しさを身につけられるよう、教育活動を続けてまいります。

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