11月30日、神奈川県立保健福祉大学で行われた「高校生ポスターセッション」に、本校から高校1年生3名と高校2年生1名が参加しました。
生徒たちは11月前半からペアになり、自分たちの興味に従って「ホスピスの存在意義 ― 死を見つめる患者の“生命充実”へのケアとは ―」および「生殖医療技術と人間の幸福」という二つのテーマを設定し、発表準備に取り組んできました。
テーマについて調べるだけでなく、全校生徒を対象にアンケートを実施したり、緩和ケア病棟に実際に足を運んだりしながら、ポスターとしてまとめていきました。放課後には毎日のように集まり、グラフを作成したり、問題の解決策を考えたりする姿は大変頼もしく見えました。
当日は、他校の高校生や先生方、そして神奈川県立保健福祉大学の学生や教員の皆さまが見守る中、緊張しながらも堂々と発表を行い、質疑応答にも丁寧に対応していました。寄せられたフィードバックを受けることで、テーマへの理解がさらに深まり、今後どのように学びを生かしていくかという視点も育まれたようでした。
また、専門的な知識を持つ大学の先生方や、同じ分野に興味を抱く高校生との意見交換の機会もあり、生徒たちは自らの関心に基づいて探求する姿勢を一層強めることができました。社会福祉分野への理解も深まり、「なりたい自分」にまた一歩近づく貴重な経験となりました。